サステナビリティ
ニューズドテックはリユース業界を超えた新しい枠組みで、サステナビリティな社会の実現に向けた取り組みをしています。
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カーボンニュートラルへの取り組み
環境保全はスマートフォンメーカーにとっても重要です。iPhoneを提供するapple社もアップル製品の温室効果ガスのライフサイクル評価(LCA)を始めています。多くは製造過程、輸送過程でCO2が排出される結果がレポートされています。ニューズドテックは2022年より産総研のサポートを受けて、リユースによるCO2負荷低減の測定、カーボンニュートラルに貢献する研究がスタートしています。
AIST: 産業技術総合研究所について
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スマホバッテリー劣化の研究について
バッテリーは、カーボンニュートラルを検討する上で欠かせない要素です。ニューズドテックは、2020年より国立大学法人電気通信大学 i-パワードエネルギー・システム研究センター 横川研究室(横川 慎二教授)との産学連携し、ユーザーの特性によりクラスタ分析を行い、バッテリー劣化量の研究を行ってまいりました。その結果がスマホ健康診断アプリ「スマホカルテ」の開発に活かされています。
研究レポート/ユーザーの利用調査データに基づくモバイル端末のバッテリー劣化量分析(モバイル学会誌 11巻1号・2 号 合併号)
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中古スマホのライフサイクルCO2排出量
ニューズドテックは、2023年に中古スマホのライフサイクルにおけるCO2排出量の算出を実施しました。本業務の目的は、中古品の活用によるCO2削減効果を可視化し、そのデータを活用することにあります。
本調査の結果は、以下の用途を想定しています。- 営業資料として顧客に公開し、企業のサステナビリティ推進に貢献
- 携帯健康診断アルゴリズムの一要素として参照し、端末の評価や最適活用をサポート
本調査の結果は、特に法人契約の携帯を導入しており、気候変動に対する社会的責任を認識している、または取り組みを進めようとする企業に向けて発信してます。中古スマホの活用がもたらす環境負荷低減のメリットを明確に伝え、企業のサステナビリティ施策の一助となることを目指します。
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サーキュラーエコノミー型のビジネス実現に向けた共同研究
2024年度、ニューズドテックは東京大学と共同で研究を実施しました。本研究の目的は、既存ビジネスを基に、新たなデジタルプラットフォーム(DP)型のサーキュラーエコノミービジネス(※)を設計する手順を提案することにあります。
研究のアプローチとしては、以下の方法を採用しました。
- DP類型の確立:デジタルプラットフォームの類型を定め、それを基礎として代替コンセプトを作成。
- ケーススタディの実施:提案手法の有効性を実証するため、スマートフォンリファービッシュビジネスを対象としたケーススタディを実施。
本研究の成果は、2024年3月に開催された精密工学会にて発表されました。
(※)サーキュラーエコノミービジネス(CEビジネス)を実現するための原則
- 経済的利益を創出すること
- 資源投入量および廃棄・排出量を最小化すること
- 関係するすべてのステークホルダーが各々の目的達成を目指せる仕組みを構築すること