スマホレンタルの新時代 トリスマ0(ZERO)とは
「トリスマ0(ZERO)」は、スマホの利用時間を計測し、利用した分だけ課金される従量課金システムです。0円からスマホがレンタルでき、利用しなければ「0円」になる、新しい考えのスマホレンタルです。
使わなければ0円。端末代金もサブスクの時代へ
「スマホをレンタルしたけど、料金分だけ利用できているのか?」という疑問を、多くの担当者が感じているのではないだろうか。購入するより導入コストを下げられるレンタルだが、「使っている時間に対してレンタル料金が高い気がする」と感じている担当者も多いのではないだろうか。
たとえば、イベントのためにスタッフにスマホを配布する必要がある場合、そのイベントは3日だけかもしれない。しかし多くのレンタルプランでは、1ヶ月単位の契約になってしまう。ムダなレンタル料金を27日分も支払わなければならないことになる。
その3日間でも、スマホを必要としているのはイベントの開催時間だけ、1日のうち6時間だけかもしれない。しかし、それ以外の時間帯にもレンタル料金は発生している。担当者にしてみれば、ムダなコストにしか思えないはずである。事実、ムダなコストだ。
そのムダなコストを支払わずに済ませるサービスを、株式会社ニューズドテックが7月2日からスタートさせた。「とりあえず0(ゼロ)円からレンタル」を謳い文句にしている「トリスマ0(ZERO)」である。
従量課金型レンタルスマホ「トリスマ0(ZERO)」
同サービスは、利用した分だけ課金される、法人向けの従量課金システムとなっている。極端な話、1ヶ月間まったく使わなければ、利用料金はゼロである。法人のスマホには極めて無駄が多いと聞く。ただし、端末保証として月額300円は必要になる。
利用する時期と利用しない時期がある場合、利用するときにレンタル申し込みして、利用しないときには解約することになる。しかし「トリスマ0(ZERO)」なら、300円の補償金を払うだけで、申し込みや解約の手間もいらず、借りっぱなしにしておくことができる。面倒がないわけだ。
さらに、利用した時間を申告する手間もいらない。「トリスマ ZERO」ではニューズドテックが扱う中古スマホが提供されるが、事前にインストールされている「トリスマアプリ」で自動的に利用時間がカウントされ、月ごとに請求される仕組みになっているからだ。
中古スマホというと、電池性能や故障が心配になるかもしれない。従来であれば、電池劣化や故障は起きたときにアナログ的に対応しなければならなかった。しかしニューズドテックでは2024年2月から、IMEI(端末識別番号)とIDで端末を管理し、電池劣化も含めてアプリケーションで管理できるようした法事向けレンタルサービス「トリスマ HaaS」を開始している。
故障時の端末交換手続きがスマホで簡単にできる
「トリスマ0(ZERO)」では、電池劣化や故障もアプリケーションによって管理され、不具合があれば直ちに報告されて、必要なら端末交換も迅速に実行される。担当者にしてみれば、不具合の報告を受けて確認し、端末交換の手続きをする必要がない。まさに、コストも手間もかからない、担当者想いのシステムといえる。
端末としては当初、SHARP製を中心に、発売から3~4年経過のAndroid端末が使用される。2025年春にはiPhoneも順次投入されるというから、いっそう使いやすくなっていくはずだ。
ユーザー側の視点に立って不便を取り去ったサービスが「トリスマ0(ZERO)」だといえる。レンタルスマホの世界は、新時代に突入したらしい。