【2023年予想】中古スマホ市場は好調か!?
端末代金の高騰の影響も受けて、2022年中古スマホ市場は活況でした。果たして2023年度はどうか。マクロ経済の状況から予測します。
2023年、今年の夏の電力需要ピークも考慮したかたちで、物価高が続いた。スマホ市場では、それを先行するように昨年の7月から、apple社によるiPhone初の値上げも敢行された。2023年の新品市場の売り場でも、高額な端末がズラリと並ぶ。安くて品質の良いスマホが無いか。そこで脚光を浴びたのが、ニューズドテックが取り扱う中古スマホだった。
中古スマホ出荷台数が増えると予測されている
中古スマホの世界的な人気が止まらない。米調査会社IDCは、世界の中古スマホの出荷台数が2022年の2億8260万台から、2026年には4億1330万台に増加するという予測を発表している。2021年から2026年にかけての年平均成長率(CAGR)は10.3%になる計算だ。
その一方で、新品スマホの出荷台数は低迷している。IDCが2023年1月に発表した2022年の出荷台数は12億1000万台で、前年に比べて11.3%の減少だった。
ただし、2023年下半期には成長に転じるとIDCは予測してもいる。それでも2023年で前年比2.8%増の12億7030万台で、2026年には13億9320万台になると2022年12月に発表している。
2026年までのCAGRは0.5%である。中古スマホのCAGR10.3%に比べれば、かなり見劣りしてしまう。それだけ、「中古スマホ市場は元気がいい」とも言える。
日本は新品低迷、中古好調
日本でも状況は同じだ。日本の調査会社MM総研は、2022年度通期のスマホ出荷台数は3041万台と予測している。これは2000年度以降の出荷台数としては過去最少だという。
さらにMM総研は、2023年度以降も3000万台前後で推移すると予測している。2023年下半期には成長に転じるというIDCの世界予測よりも悪い状況だ。
そして日本でも元気なのは、中古スマホ市場である。MM総研が2022年7月に発表したところでは、2021年度の中古スマホ販売台数は212万台と、前年度比14.6%増で過去最高となっている。さらに2022年度は241万台と前年度比13.7%増となり、2026年度には前年度比6.9%増の342万台になるとしている。
ニューズドテックも好調を実感
中古スマホを主力商品としている株式会社ニューズドテックも、この拡大傾向を実感として捉えている。売上が好調なのだ。世界的にも、そして日本も、中古スマホ市場は拡大を続けている。
とくに2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻以降、世界的なインフレーションが続くなかで、新品スマホの高額な代金支払いに躊躇する傾向にある。日本でも2023年から本格的に始まってしまった値上げで物価高が急速に進行するなかで、節約心理が消費者に広がっている。
ただでさえ高価になっている新品スマホに手が出しにくくなる状況が強まっているのだ。それでも、スマホが生活に欠かせない存在になっているのも事実である。
スマホは手放せないが節約もしたい、というユーザーにとって、安く購入できる中古スマホはますます魅力的な存在となっている。
バッテリー最大容量が90%以上の中古iPhoneシリーズが人気
その中古スマホを考えるに際してユーザーの最大の心配事は、バッテリーの問題ではないだろうか。そこでも、バッテリー残量80%以上を表示して販売しているニューズドテックの商品なら安心できるといえる。日本の中古スマホ人気も止まらない予感だ。